明秀学園日立「2人でひとつ」石川-猪俣“6継投”も実らず 逆転負けで3回戦敗退

 7回、無死満塁で石川(左)に交代する明秀学園日立・猪俣
 7回、1死満塁で猪俣(右)に交代する石川
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 「全国高校野球選手権・3回戦、仙台育英5-4明秀学園日立」(15日、甲子園球場)

 明秀学園日立(茨城)の、エースで右腕の猪俣駿太投手(3年)が2点リードの七回、この日3度目の登板で押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。先発した左腕の石川ケニー外野手(3年)との“6継投”も実らず。初の夏の大舞台を去った。

 2人でひとつとなって戦った。それぞれ右翼とマウンドを行き来し、何度もピンチを乗り越えた。石川は「話さなくても分かり合える存在」、猪俣は「2人で協力して、2人でひとつ」とお互いの存在について話した。交互に3度ずつ登板し、全力を尽くしたが流れを取り戻せなかった。

 悲願のベスト8を逃し、涙は流したが、エースは「ケニーのおかげで負担が減った。協力できたいい夏だった」と後悔はない。次のステージでさらなる高みを目指していく。

 ◆2人による継投 2018年の第100回大会の1回戦・中越(新潟)-慶応(神奈川)で、中越が山本-山田の6継投を行った。プロでは「遠山・葛西スペシャル」として、野村克也氏が阪神監督時代に相手打者の左右によって、左サイドスローの遠山昭治と右サイドスローの葛西稔(現スカウト)が交互にリリーフする戦法を披露。

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