指揮官も「ショック」の2被弾も崩れなかった近江・山田 仲間に不安みせず「悪い悪い」 見事修正

 3回、鶴岡東・土屋奏人(手前)に勝ち越し2ランを浴びる近江・山田陽翔(撮影・高部洋祐)
 7回、ピンチに鶴岡東・土屋奏人(左奥)を併殺に仕留め、ガッツポーズを決める近江・山田陽翔(撮影・高部洋祐)
 7回、鶴岡東・矢部の悪送球の間に三塁を陥れる近江・山田陽翔(撮影・高部洋祐)
3枚

 「全国高校野球選手権・2回戦、近江8-3鶴岡東」(12日、甲子園球場)

 センバツ準優勝の近江が逆転勝ちし、3回戦へ進んだ。エースの山田は11安打を浴びながらも3失点完投。12三振を奪った。

 山田は三回に一発攻勢を食らった。鶴岡東の9番・渡辺に左翼ポール際へ同点ソロ、2番・土屋には今大会3本目となる2ランを左中間に運ばれた。近江の多賀監督は「山田が本塁打で点を取られるのは本人も記憶にないと思う。2点以上なかなか取られない投手なんで、私自身非常にショック受けていた」と振り返ったが、大黒柱は揺るがなかった。ベンチに帰ると仲間たちに「悪い悪い」と軽い口調で不安をみせず、その後はしっかりと修正。指揮官も「彼もダメージがあったと思うが、そこから真骨頂の投球をしてくれた。後半は危なげなかった」と、うなずいた。

 悲願の日本一に向けて、第2関門も突破。球数は2試合合計で262球となったが、山田は「きょうは無事に2回戦を突破できて、次に繋がる試合になった。うれしい。100点満点でいうと50点」と振り返り、目標を問われ「日本一です」と、覚悟を口にした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス