近江、大黒柱の山田の熱投続く すでに球数合計262球 相手打線鋭く多賀監督「最後まで山田だなと」

 6回、鶴岡東・関舜を三振に仕留め、雄たけびを上げる近江・山田陽翔(撮影・高部洋祐)
 1回、鶴岡東・前田(手前)を空振り三振に仕留める近江・山田(撮影・北村雅宏)
 3回、鶴岡東・土屋奏人(手前)に勝ち越し2ランを浴びる近江・山田陽翔(撮影・高部洋祐)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、近江8-3鶴岡東」(12日、甲子園球場)

 昨夏4強、センバツ準Vの近江が底力の違いをみせつけ、逆転勝ちで3季連続の3回戦進出を決めた。

 ただ心配な要素も。大黒柱の今秋のドラフト候補・山田陽翔投手(3年)は9回3失点、149球12奪三振の熱投。13奪三振を奪った初戦の鳴門戦では8回を投げて113球を投げており、すでに今大会の球数は262球に達した。試合後、多賀監督は完投させた点について、「ちょっと八回に繋がれて、9回に上位打線に回る形になった。向こうの上位バッターの打球は鋭い。これはもう最後まで山田だなと」と、振り返った。

 右腕にアイシングをしながら、インタビュー台にあがった山田は「今日は無事に2回戦を突破できて、次に繋がる試合だった。うれしい。ただ、思い通りの投球はさせてもらえなかった。100点満点でいうと50点。上ずった球はぜんぶフェンスまでもっていかれた」と、反省。それでも、今後の目標を問われ「日本一です」と、短い言葉に覚悟をにじませた。

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