持ってる男・明豊生徒会長の牧野、6番に昇格し、またも決勝打 監督も全幅信頼「打つ気しかしない」

 9回、勝ち越しとなる適時打を放つ明豊・牧野(撮影・北村雅宏)
 一関学院に競り勝ち、駆け出す明豊ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、明豊7-5一関学院」(12日、甲子園球場)

 持ってる男だ。同点の九回1死満塁。大分・明豊の“生徒会長”でもある6番・牧野太一内野手(3年)が左前へ、またも決勝打を放った。

 1回戦でも勝負を決める一打を放ち、この日は8番から6番へ昇格。「ピッチャーが粘り強く投げていた。何とか1点という気持ち。バットの先、当てただけだった。“抜けてくれ”と思いながら一塁へ走った」と期待に応えた一打を笑顔で振り返った。

 シーソーゲームを逆転でものにし、苦しみながらも3回戦進出。川崎絢平監督は「しんどい試合だったが、選手がよく粘った。2番手の野村が試合を落ち着かせてくれ、鈴木も本来の打撃を見せてくれた。牧野のところではヒットを打つ気しかしなかった」と話し、選手を信頼したベンチワークも目を引いた。

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