高松商の怪童・浅野が2打席連続弾 球場どよめく 今度は弾丸ライナーで左翼へ 高校通算66号に

7回、左越え2ランを放つ高松商・浅野翔吾(撮影・伊藤笙子)
7回、左越え2ランを放ち、右手を突き上げる高松商・浅野翔吾(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、高松商-佐久長聖」(11日、甲子園球場)

 今秋のドラフト候補に挙がる高松商の浅野翔吾外野手(3年)が、2打席連続本塁打を放ち、甲子園に集まった観衆の度肝を抜いた。

 1本目は1点リードの五回2死走者なしから。やや外角の直球を捉えると打球は右中間最深部へ。ボールはフェンス最上部に当たってスタンドへ飛び込んでいった。元PL学園の清原和博を抜く高校通算65本目となったが、これでは終わらない。

 2本目は七回無死一塁の第4打席。111キロ、甘い変化球を見逃さず振り抜くと、ライナー性の打球は左翼席にまで到達。甲子園は歓声とどよめきに包まれた。夏の甲子園の2打席連続本塁打は2019年の星稜の内山壮真以来となる。

 昨年夏の甲子園3回戦、智弁和歌山戦でも一発を放った浅野。試合前日のオンライン会見では「打ちたい気持ちはあるが、香川大会でも出塁を意識した結果(本塁打が)打てた。甲子園でもその意識でいきたい」と、勝利優先を口にしていた。

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