夏初出場の札幌大谷 常連校相手に善戦 サヨナラ負けも船尾監督「胸を張って帰れる試合」

 初出場も二松学舎大付にサヨナラ負けを喫した札幌大谷ナイン(撮影・伊藤笙子)
 9回、二松学舎大付・親富祖の打球を追う途中に足を痛め、サヨナラの走者を生還させてしまった左翼手の札幌大谷・天野(右)=撮影・伊藤笙子
 7回、ベンチから身を乗り出してグラウンドを見つめる札幌大谷・長谷川華子マネジャー(左)=撮影・伊藤笙子
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 「全国高校野球選手権・1回戦、二松学舎大付3-2札幌大谷」(9日、甲子園球場)

 南北海道代表で夏初出場の札幌大谷が常連校を相手に善戦した。

 終盤に粘りを発揮。土壇場の九回には同点に追いついた。しかし、直後に森谷大誠投手(3年)が1死一、二塁のピンチを招くと、この日の138球目を左前打され、サヨナラ負けした。

 九回を投げ抜いた森谷は「すごい楽しかったです。入った時から周りの景色が違ってワクワクした。チームを勝たせることができなくて申し訳ない」と、振り返った。船尾隆広監督は「負けたことに関してはすごく悔しい。選手は最後まで粘り強く戦ってくれた。森谷も辛抱強く投げた。3年生には感謝しかない。試合は負けたが、胸を張って帰れる試合だったと思う。決して恥ずかしい試合ではない。選手にありがとうと声を掛けたい」と選手をねぎらった。

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