ロッテ今季最長4時間36分の激闘も 最後は自滅で5位転落

 9回、杉本(後方)に同点の左越え3ランを打たれうなだれる益田(撮影・開出牧)
 オリックスに敗れ、ファンにあいさつする井口監督(中央)
 11回、菅野の左前打で二塁からホームに滑り込む藤岡の生還を阻止する若月(撮影・開出牧)
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 「ロッテ8-9オリックス」(29日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが3点リードの七回以降、ゲレーロ、オスナ、益田の必勝リレーで逃げ切りを図ったが、九回、益田が杉本に左翼席へ同点3ランを被弾し同点に追いつかれると、十二回に守備の乱れで勝ち越しを許し、5位に転落した。

 五回に高部の右中間への2号3ランで一時は逆転。七、八回はゲレーロ、オスナが危なげない投球で無失点。九回は抑えの益田を投入も無死一、二塁から左翼席上段へ運ばれ、打球の行方を追い、守護神は肩を落とした。

 息詰まる死闘は十二回までもつれ、2死一塁から代走小田をけん制も二塁へ一塁菅野が悪送球し2死二塁に。福田の一、二塁間へのゴロを中村奨が追いついたが、一塁へ悪送球し二走の小田が本塁を踏み、これが決勝点となった。勝つか引き分けで3位浮上だったが、今季最長4時間36分、投手7人をつぎ込む必勝リレーも最後は力尽きた。

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