南部快勝11得点 指揮官は阪神元4番打者の相棒 大会直前にLINE激励

 「高校野球和歌山大会・2回戦、南部11-6粉河」(18日、紀三井寺公園野球場)

 元阪神の浜中治氏(44)の母校・南部が11得点を奪い、打線の存在感を発揮した。指揮をとる高瀬晶也監督(44)は同校OBで、高校時代は捕手として、同氏と同級生バッテリーを組んでいた。就任2年目の指揮官は古豪復活を掲げる。

 伝統の野球に確かな手応えを感じた。春夏通じて6度の甲子園出場も、01年春を最後に聖地から遠ざかる。「南部といえば打ち勝つ野球」をテーマに打撃練習を重点的に行い、夏へ取り組んできた。この日は初回から猛攻を重ね、計14安打。指揮官は「伝統ある打のチームに成長してくれた」と目を細める。

 「あいつ(浜中氏)が投手で、僕が捕手」と当時を思い出す。エースだった同氏は打者としてもチームの中心。「浜中がいるから、打線はどうにかしてくれた」と青春時代を笑顔で振り返る。旧交は今も続く。今夏は大会直前に、同氏から『頑張れよ』とLINEを通して激励をもらった。元虎の大砲の相棒はエールに応えるため、伝統野球で夏の和歌山を勝ち抜く。

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