「高校野球神奈川大会・３回戦、平塚江南０－８横浜」（１７日、大和スタジアム）

　前日は降雨ノーゲームとなったため、再試合が行われた。２年連続夏の甲子園出場を目指す横浜が平塚江南に８－０の七回コールドで快勝。４回戦に駒を進めた。

　序盤は平塚江南先発を前に打ちあぐねていたが、三回に１番・緒方漣内野手（２年）が右翼への三塁打でチャンスメーク。続く２番・板倉寛多内野手（３年）の左犠飛で先制点を奪った。五回には１死一、二塁から４連打で一挙６得点。六回にも１点を追加した。

　この日、緒方は４打数４安打２打点と大活躍。「自分が勢いをつけられるような打撃を心がけている。今日は起爆剤になれて、チームが勝利できたのは自信になる」とうなずいた。

　投手陣はロッテ・鈴木昭汰投手を兄に持つ楓汰投手（２年）とエースの杉山遙希投手（２年）が零封リレー。ノーゲームとなった前日の試合でも先発し、連投となった鈴木楓は「（連投の）練習もしてきたので心配ありませんでした。攻める投球という自分の持ち味が出せた」と６回３安打無失点で勝利に貢献した。

　神奈川は継続試合を導入しておらず、再試合を実施。前日は横浜が６点リードの２回２死満塁で降雨ノーゲームとなっていた。