創立100周年の池田が2回戦敗退 プロ注目のスラッガー・高野光海は志望届提出へ
「高校野球徳島大会・2回戦、徳島商6-2池田」(16日、オロナミンC球場)
創立100周年を迎えた池田が、徳島商との伝統校対決に敗れ、2回戦で姿を消した。
高校通算19本塁打の池田・高野光海外野手(3年)は4打数無安打。1回戦の阿波戦では左翼席に豪快な一発を放り込んだが、9球団のNPBスカウトが視察に訪れたこの日、快音は聞かれず。試合後は「相手が変化球でくるのがわかっていて打てなかった。実力不足です」と、悔しさをにじませた。
進路についてはプロ志望届の提出を明言。「高校卒業でダメでも、どんな形でも、どれだけかかってもNPBにいきたい」と、強い決意をのぞかせた。
試合は初回、小角光太内野手(3年)の適時三塁打などで2点を先制。投げては2年生の安達琉真投手、磯村優斗投手と、3年生の高橋昇吾投手の3人が細かな継投で粘りを見せた。磯村は初回に2点差を逆転された後、3回2/3を1失点で切り抜けた。井上力監督(52)は3年生の全力プレーをほめつつ、「101年へいいスタートを切れる、その材料をもたらしてくれた」と、次なる戦いへ目を向けていた。