ヤクルト村上弟・慶太内野手 オレも4番打!「ムネ兄」とそっくりフォームで3の2

 2安打を放ち、勝利に貢献した九州学院・村上慶
 1回、適時打を放つ村上慶
 中日戦の1回、ヤクルト・村上が中越えに先制2ランを放つ
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 「高校野球熊本大会・2回戦、九州学院20-2東稜」(13日、リブワーク藤崎台球場)

 熊本大会では7年ぶりの甲子園出場を目指す九州学院が東稜に20-2でコールド勝ちし、3回戦に進んだ。ヤクルト・村上の弟、慶太内野手(3年)は「4番・一塁」で出場し、3打数2安打で最後の夏のスタートを切った。

 今夏の初安打は最初の打席で飛び出した。村上慶が初回2死一塁で中前打を放ち、先制点につなげた。「最後の夏の打席で緊張したけど、打ててリラックスできました」。先頭打者だった六回には右前打で出塁し、打者13人で10得点の猛攻の口火を切った。

 右翼ポールギリギリの大飛球も放ったが「そんなに飛んだのかという感じ」と長打にはこだわっていない。「勝利のためにチャンスで打ったりして打点をあげて勝利に導きたい」と4番としての役割に徹する。

 左打席で構える姿は兄にそっくり。「一番近い存在なので」と兄の打撃フォームを参考にしている。「夏の前も調子が上がらなくて」と兄の打撃を動画で見た。インステップ気味のスタンスをまねてみると逆方向へ打球が飛ぶようになった。

 「ムネ兄」と呼ぶ兄とは小さい頃から仲が良く、今でも節目で連絡を取り合う。大会前に「緊張する」と気持ちを伝えると「最後の夏やし、頑張れよ」と返事が来て、Mr・Childrenの「終わりなき旅」を勧められた。「球場に来る時に聴いていたんです。2安打を打てたのもそのおかげです」と笑みを浮かべた。

 社会人でプレーする長兄・友幸を含め3兄弟の夢でもある「最後の夏の甲子園出場」。末っ子の村上慶は「一戦一戦大事に戦いたい」と聖地を見据えた。

 ◆村上慶太(むらかみ・けいた)2004年11月11日生まれ。熊本市出身。身長189センチ、体重94キロ。右投げ左打ち。内野手。託麻南小4年から「託麻南小野球部」で軟式野球を始める。長嶺中時代は硬式の「熊本東リトルシニア」で内野手として全国大会に3度出場。九州学院高では1年秋からレギュラー。高校通算6本塁打。

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