ヤクルト 村上が満塁弾含む2発6打点 今季最多貯金23 Gと今季最大10ゲーム差
「中日0-10ヤクルト」(23日、バンテリンドーム)
高津ヤクルトが快勝で、11カード連続勝ち越しを決めた。村上が2本塁打を含む4安打、6打点と大暴れするなど野手陣が中日投手陣を攻略し、貯金は今季最多の「23」となった。2位・巨人とのゲーム差は今季最大の10に広がった。
打線が敵地で大暴れだ。初回、無死満塁の好機を作ると、村上が今季自身4本目となるグランドスラムで鮮やかな先制劇。シーズン4本の満塁本塁打は2005年の阪神・今岡誠、06年の中日・ウッズらに並ぶNPB史上2位タイ。1950年の中日・西沢道夫が持つNPB記録の5本に王手を掛けた。
村上は三回に右前打、七回に右線二塁打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打達成となる八回2死一塁では、右越えに23号2ランを放った。またアレックス・ラミレスが持つ連続での先発4番出場の球団記録331試合に並んだ。
四回には2死満塁から今度は3番・山田が左中間を切り裂く走者一掃の適時二塁打。首位を独走するチームの3&4番が二人で7打点を挙げ、好投する先発・高梨を援護した。
日替わりヒーローの誕生がこの快進撃を支えている。22日の中日戦では6&7番を担った中村、浜田が二人で7打点。この日その二人はベンチスタートとなったが、3&4番の山田、村上が9打点と圧倒的な力を見せ、塩見も猛打賞&1四球とリードオフマンとして打線をけん引した。
投げては先発の高梨が、散発6安打で今季初完封勝利を挙げた。