亜大が決勝進出 藤江が3打点でチームをけん引 上武大との決勝へ「1点でも多く取って」
「全日本大学野球選手権・準決勝、亜大3-1東日本国際大」(11日、神宮球場)
亜大が東日本国際大に勝利し、2013年第62回大会以来の決勝戦進出を決めた。
亜大は、初回2死走者無しで、3番・藤江亮太内野手(4年・享栄)が打席へ。左越えの先制ソロを放った。チームを勢い付けた一発に「思い切っていけという監督さんのサイン。ピッチャーのために1点取りたかった」と振り返った。
同点の三回には、失策と2つの死球で満塁とすると、藤江が左翼への犠飛を放ち勝ち越しに成功した。七回1死二、三塁でも藤江が左翼への犠飛で追加点を奪い、3打点とチームをけん引した。
投げては2番手・遠藤慎也投手(3年・京都翔英)が4回3安打無失点の好投。安定した投球でリードを守り抜いた。
東日本国際大は、1点を追う二回に先頭・上崎彰吾外野手(4年・青森山田)が今大会4号となる同点ソロを放ち大会記録を更新。4打数3安打1打点の奮闘もチームの勝利につながらなかった。
12日の決勝では、上武大と王者の座を奪い合う。打線の中軸を担う藤江は「特別な気持ちになるかもしれないけど、(エースの)青山が投げてくれるので、1点でも多く取って勝ちたい」と勝利を誓った。