楽天・則本が123球の熱投 チームの連敗4で止める「気負うことなくいけた」

 8回から登板しランナーを出しながらも無失点に抑えた宋家(右)とタッチを交わす則本(撮影・開出牧)
 最終回を抑えた松井裕(右)からウイニングボールを受け取る則本(撮影・開出牧)
 力投する則本(撮影・開出牧)
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 「西武1-3楽天」(15日、ベルーナドーム)

 エースが悪い流れを断ち切った。楽天・則本昂大投手が、7回、今季自己最多123球を投げ、1失点(自責0)と好投。2勝目をつかみ、チームの連敗を「4」で止めた。

 「気負うことはなくいけたかな」。則本は連敗中ということは意識せずにマウンドに上がった。序盤は変化球を多く使い、打たせてとるピッチング。三回に捕逸で1点は失ったが、「終盤にいくにつれて真っすぐがよくなった」と尻上がりに状態を上げた。

 ラッキーボーイも抑えた。2日連続で手痛い仕事をされた西武の高卒ルーキー・滝沢と2度、ピンチで激突。「チームとして何回も同じバッターにやられるのはダメ」といずれも決め球のフォークで空振り三振に仕留めた。

 この日が、新型コロナ感染から復帰して3試合目の登板となった右腕。「終盤のフォームのバランスはすごくよかったので、いい感覚はつかめた」。エースが本調子となれば、チームをさらに勢いづかせそうだ。

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