日本ハム・清宮 ビッグボスの喝にお立ち台で誓う「向かっていく姿勢は忘れない」
「日本ハム5-2オリックス」(11日、札幌ドーム)
日本ハムが快勝。連敗を2で止め、借金13とした。
積極打法が実った。2点リードの二回、2死一、二塁の好機で、清宮が右越え2点二塁打。前夜は好機に見逃し三振を喫するなど4打数無安打に終わっていたが、悔しさを晴らす一打となった。
試合後、お立ち台に上がった清宮。「昨日の打席と今日の1打席目(三振)、散々チャンスでまわってきて思うような結果が残せなかったので、思い切っていきました。ホッとしました」と安どの笑みを浮かべた。
前日、ビッグボスは清宮を含め、若手野手陣に対して「1軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」と、厳しい言葉を送っていた。この喝について問われた清宮は「みんな必死なんですけど、それでも、たくさんいい姿を見せることが使命ですし、向かって行く姿勢は常に忘れないで、目の前の相手をやっつける気持ちです」と、ビッグボスの言葉を受け止めた。
野村、万波と若手でクリーンアップを組んでいる。「自分も含めて成長途中。クリーンアップを組ませていただき、いい経験をさせてもらっている。絶対にこのチャンスを生かしたい」と、言葉に力を込めた。
「昨日から情けない打席が続いていて、1打席目もチャンスで三振していたので、まじで打ててよかったです」。ビッグボスのガッツポーズに、塁上で笑みが浮かんだ。
前夜は打席で消極的な姿勢が目立った清宮。この打席では積極的な姿を見せた。2ボールからの3球目をファウルし、4球目を捉えた。怒りモードから一夜明けた新庄ビッグボスも、納得の表情でうなずいた。