ロッテ・佐々木朗希 164キロも4勝目スルリ “充電”経て自己最速タイ2度マーク

 6回、柳町を見逃し三振に打ち取り手をたたく佐々木朗(撮影・金田祐二)
 佐々木朗が三振を奪い「K」のボードを掲げるファン(撮影・金田祐二)
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 「ロッテ3-5ソフトバンク」(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 “充電期間”を経てマウンドに戻ったロッテ・佐々木朗が、パワーアップした姿で帰ってきた。今季初のナイターで中11日となるマウンド。自己最速タイの164キロを2度マークした。四回に適時打を浴び本拠地で22イニングぶりに失点したが、6回6安打1失点。今季5度目の2桁となる11奪三振の好投で応えた。

 「いいコンディションで投げられたと思いますし、どうにか試合を作れたかなと思います」。九回に益田が2点差を追い付かれて4勝目は逃したが、粘れたことを評価した。

 初回に3安打を浴び本拠地での連続無安打は17イニングで途切れるも、二回以降は立ち直って朗希らしい奪三振ショーを続けた。

 圧巻は五回。三森、牧原大を直球で空振り三振。柳田も外角163キロで見逃し三振を奪いグラブをたたき喜んだ。今季2度目の満員御礼のスタンドも拍手喝采でたたえた。

 出場選手登録抹消中は体力の回復を図った。練習の強度を落とし、ダッシュなど有酸素運動を取り入れて疲労除去に務めた。

 パワーアップすれば、強打者を抑えられる自信はある。柳田との対戦で示した。昨季は3打数2安打で直球を本塁打された柳田には、直球をズバズバ投げ込んで3打数無安打に抑え込んだ。「去年、打たれた時より10キロぐらい速くなって成長しているかなと思います」と胸を張った。

 オフに食事した千賀と初めての投げ合いで負けなかった。「リーグを代表する投手と思うので、そういう投手に投げ勝っていけるように」。チームは敗戦したが、球界のエースと互角の投球を演じ、大きな財産となった。

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