大野雄大の“完全未遂” 過去には西武・西口の例が 延長での完全試合達成者は0人

 お立ち台で笑顔を見せる石川昂(左)と大野雄(撮影・山口登)
 10回、サヨナラ打を決めた石川昂(左側)に駆けよって祝福する大野雄(中央)=撮影・田中太一
 10回、サヨナラ打を決めた石川昂(手前)に駆けよって喜ぶ大野雄(奥)=撮影・田中太一
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 「中日1-0阪神」(6日、バンテリンドーム)

 中日・大野雄大投手(33)が十回2死まで一人の走者も出さない“完全試合”も、30人目の打者・佐藤輝に初安打を許し、偉業は“未遂”に終わった。試合は十回裏に中日・石川昂がサヨナラ打を放ち、中日が勝利。大野は石川昂を祝福した。

 九回終了まで完全試合を成し遂げるも、延長で完全試合を逃したのは、2005年8月27日、西武・西口文也の例がある。延長十回無死から初安打を浴び、偉業はならなかった。試合は1-0で西武が勝利した。

 また、今年の4月24日にロッテ・佐々木朗希投手が0-0のまま「8回完全」でマウンドを降りた際にも、延長戦に突入した場合は完全試合とならないことが話題になっていた。

 なお、延長でノーヒットノーランを達成したのは1973年の江夏豊のみ。完全試合の達成者はいない。

 大野は十回を投げきりマウンドを降りる際、一瞬悔しげな表情を浮かべた。それでも、ヒーローインタビューでは「僕は十回で降板すると決まっていたので。あとはチームが何とか勝ってくれたらいいなと思いながら。ほんまにみんなよく守ってくれたと思いますし、ありがたかったですね」と振り返っていた。

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