花咲徳栄が8強入り プロ注目の藤田「完璧」満塁弾で貢献 春季埼玉大会
「春季高校野球埼玉大会・3回戦、花咲徳栄10-0東農大三」(29日、大宮公園野球場)
花咲徳栄が五回コールドで8強入りした。プロ注目の藤田大清外野手(3年)が高校通算7本目となる満塁本塁打で勝利に貢献。「流れを持って行きたかった中で甘い球を一発で捉えられてよかった」とうなずいた。
チームを勢いづける一発だった。1点リードの二回、四死球と失策で2死満塁。3番・藤田は「手応えは完璧だった」とど真ん中真っすぐを強振し、ライナーで右翼スタンドに突き刺さる満塁弾で、一気に点差を引き離した。
187センチ、82キロと恵まれた体格を持つ。この日もチームを支える3番打者として抜群の存在感を発揮し、「花咲徳栄の歴代の3番はチームを引っ張っている。3番が打つとチームとしてもつながる」と自覚は十分だ。「目標はプロ」と話す大型外野手が春の頂点へ、チームをけん引する。