鳴門のエース・冨田が高知相手に4安打完封勝利 昨秋のリベンジに成功

 「春季高校野球四国大会・1回戦、鳴門3-0高知」(23日、JAアグリあなんスタジアム)

 鳴門のエース左腕・冨田遼弥投手(3年)が9回4安打無失点、10三振を奪う快投で完封勝利。昨秋の四国大会決勝で敗れた高知相手にリベンジを果たした。

 春のセンバツでも快投した冨田。キレのあるスライダーと直球のコンビネーションで力強く攻めた。試合中盤には自己最速を更新する144キロを記録。「インコースを使えるようになってきたが、甘く入っていれば打たれていた。修正していきたい」と手応えを課題を同時に口にした。

 打線は初回、2死二、三塁で5番・藤中温人内野手(3年)が左翼へ適時打を放ち先制。四回にも東田空芽外野手(3年)の適時打で追加点を奪ったが、その後は優位に試合を進めながらも追加点を奪えず。森脇稔監督(61)は「淡泊。点が取りきれないね」と、硬い表情で語った。

 負傷者などで複数の主力を欠いた高知は、冨田を攻略できず。九回に1死一、二塁のチャンスを作るも、3、4番が凡退し得点には至らなかった。浜口予佳久監督(46)は「やることを徹底できないと打ち崩せない。同じミスをしているのは課題です」と厳しい表情。県大会の順位決定戦では県内最大のライバルである明徳義塾に敗れており、夏へ向けて出直しを誓う。

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