巨人快勝で首位浮上!坂本V弾&猛打賞 力投の戸郷が3勝目 大勢が球団最速10セーブ

 10セーブ目を上げ、ナインとハイタッチする大勢(右から2人目)=撮影・伊藤笙子
 7回、一走・大盛(左)にタッチした後、一塁ベースを踏み併殺を完成させた吉川(撮影・棚橋慶太)
 7回、大盛(右)にタッチする吉川(撮影・棚橋慶太)
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 「巨人3-1広島」(19日、東京ドーム)

 巨人が首位攻防第1ラウンドを制し、首位に再浮上した。坂本が先制ソロを含む3安打の活躍で開幕3戦目以来の猛打賞をマーク。東京ドーム通算971安打とし、同球場での安打数で歴代1位に浮上した。

 坂本は三回先頭で迎えた2打席目で左中間への3号先制ソロを放つと、五回にも左前打。さらに七回には一塁への内野安打を放ち、チームの勝利に貢献した。五回には岡本和の適時打と相手の失策で2点を加えた。

 守備では二塁手・吉川が四回1死で小園の小飛球をジャンピングキャッチすると、五回1死から大盛の右翼二塁打では、中継プレーで三塁への好返球を見せ、打者走者を三塁でアウトにした。さらに七回1死一、三塁で上本の小飛球をワンバウンドで捕球。一走にタッチし、そのまま一塁ベースも踏んで併殺打を完成させるなど、好守で貢献した。

 先発の戸郷は8回7安打1失点でリーグトップタイとなる3勝目。二回は無死一、二塁のピンチを招いたが、会沢を右飛、大盛を二ゴロ併殺打に仕留めて、無失点でしのいだ。その後もピンチで粘りの投球。七回にも1死一、三塁としたが、上本を二塁への併殺打に打ち取り、無失点で乗り切った。

 八回には無死三塁から西川の犠飛で1点を失ったが後続を断って、今季自身最多の121球を投げ抜いた。九回は守護神・大勢で逃げ切り、21試合目ながら10セーブ目を挙げた。

 巨人の新人では初の2桁10セーブ。チーム21試合目での到達は08年の阪神・藤川に次ぐ史上2位タイ、巨人では最速記録となった。

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