中大が延長タイブレークを制し今季初勝利 十回、押し出し&捕逸でサヨナラ

 延長10回、同点となる押し出し四球を選び、ベンチに向かってガッツポーズの中大・森下翔太=撮影・伊藤笙子
 延長10回、タイブレークでサヨナラのホームを踏み、ナインに出迎えられる中大・齋藤未来也(中央)=撮影・伊藤笙子
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 「東都大学野球、中大9-8青学大」(12日、神宮球場)

 中大が延長十回、タイブレークを制して今季初勝利を飾った。

 終盤までもつれる乱打戦は劇的な幕切れだった。十回、守備についた中大は無死一、二塁から始まるタイブレークを1失点でしのぐと、2番から始まる裏の攻撃では相手の失策で無死満塁とし、3番・森下翔太外野手(4年・東海大相模)が押し出し四球で同点。4番で主将の北村恵吾内野手(4年・近江)が三振に倒れたが、続く5番・石井巧内野手(3年・作新学院)の初球がパスボールとなり、三塁走者が帰還した。

 開幕から2連敗を喫していただけに、強い思いを持っていた。主将の北村は「主将になって2連敗でスタートしてこの1週間、どうしたら勝てるかを考えた。練習でもチームメイトに厳しいことを言ったりした」という。厳しいことを言ってきたからこそ、接戦を勝ち切れたが、自身はチャンスで三振と「誰もが打ってほしいところで打てなかったのはくやしい。次の試合からは必ず打てるようにしていきたい」とも話す。

 それでも今季初勝利を手にし、「この1勝で楽になって明日から力を出し切りたい」と主将。「連勝して勝ち点を取り切りたい」と力を込めた。

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