ソフトバンクの19歳・田上奏大投手が支配下登録復帰「目標は一軍でまず1勝」

会見で背番号を披露する田上=(C)SoftBank HAWKS
三笠取締役GM(左)と背番号を披露する田上=(C)SoftBank HAWKS
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 ソフトバンクは7日、田上奏大投手(19)の支配下登録復帰を発表し、同日に会見も行った。

 「めちゃくちゃ嬉しいのと、とてもびっくりしているのと両方あります」とまだ初々しさも残る笑顔を浮かべた。田上は20年ドラフト5位で履正社高校から入団。プロ1年目から最速154キロをマークするなど三軍戦で実績を積んだが、本格的に投手となったのが高校3年生の6月からと経験が浅く、球団は中長期的な育成視点から昨オフに支配下登録を解除しての育成再契約を結んでいた。

 しかし、今春の宮崎キャンプから小久保二軍監督を中心に高く評価をされ、3月18日のウエスタン・リーグ開幕戦・対オリックス(タマスタ筑後)では開幕投手に抜てき。5回無失点で勝利投手になっていた。今季ここまでのウエスタン・リーグでは2試合で2勝0敗、防御率0.90と好投。会見に同席した三笠GMに「じっくり成長を待つという方針だったが、言ってしまえば球団の見立て違いだった」と言わしめるほどの急成長を遂げた。

 田上は「支配下に戻って、今日からまたスタート。上を目指してやっていくことは変わらない。一軍で活躍できるような実力をつけていきたい。目標は一軍でまず1勝です」と意気込んだ。

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