プロ野球でもあった「肉体的援助」 巨人の名参謀と名選手が接触

 8回、二塁走者の木更津総合・大久保達希が三塁でアウトになった件について説明する審判(撮影・伊藤笙子)
 8回、大久保達希(18)が三塁ランナーコーチに触れアウトとなり、厳しい表情の木更津総合・五島卓道監督(撮影・高部洋祐)
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 「選抜高校野球・2回戦、木更津総合-金光大阪」(25日、甲子園球場)

 センバツで珍しいプレーが起こった。八回、木更津総合の攻撃で無死一、二塁から9番・空の左前打で、二塁走者の大久保が三塁を回ったところで足を滑らせた。慌てて三塁ベースへ戻ったが、三塁ベースコーチが走者に触れたことで「肉体的援助」と判定され、三塁走者がアウトになった。

 過去にプロ野球でも同様のシーンがあった。2007年8月28日、札幌ドームで行われた巨人-ヤクルト戦。三回二死一、二塁から矢野が左翼フェンス直撃の二塁打を放った。二塁走者のホリンズは悠々と先制のホームを踏んだが、2点目を狙って全速力で三塁を回った谷と、ストップをかけた三塁ベースコーチの伊原ヘッドと接触した。

 これに▽野球規則6・01「次の場合は打者または走者によるインターフェアとなる」の細則(a)「三塁または一塁のベースコーチが、走者に触れるか、または支えるかして、走者の三塁または一塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を、肉体的に援助したと審判員が認めた場合」が適用され、三塁走者の谷がアウトになった。

 珍しい判定で球場は騒然。試合後、伊原ヘッドは「ちらっと触ったから、触ってないとはいえないな」と素直に非を認めていた。

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