日本ハムの新庄剛志監督（ビッグボス）が２３日、開幕投手をドラフト８位の北山亘基投手でいくことを自身のインスタグラムで発表した。

　新庄監督は「２５日の福岡ソフトバンク　開幕投手は　北山亘基投手で行きます」と宣言。「強い相手を全員で　喰らい付き　立ち向かい　観に来てくれた皆さんに楽しんでもらうゲームをお見せします　乞うご期待」と予告した。

　新人投手による開幕投手は２０１３年の則本昂大（楽天）以来。パ・リーグでは６人目。両リーグ通じて１４人目。ドラフト制以降では、則本と１９８４年の高野光（ヤクルト）に続く３人目だが、高野がドラフト１位、則本は同２位で、ドラフト８位の新人開幕投手は異例と言える。

　北山はオープン戦で５試合を投げ失点が０。１２日の広島戦、１８日と２０日のＤｅＮＡ戦と、試合を締めくくり、２セーブをあげている。２２日に、新庄監督はクローザーとしての抜てきに「あるね」、「九回で用意させて六回くらいにいきなり『行くぞ！』『えーっ！？』はアリって言っています」と、救援投手の前提で言及はしていたが、それを上回る“サプライズ”での開幕投手指名となった。

　５試合６イニングを投げ、打者２１人に対して被安打３で、１３奪三振。１試合（９イニング）換算の三振数を表す奪三振率は１９・５。被打率は・１４３。

【オープン戦成績】（すべて３月）

３日　ヤクルト戦　１回０安打０失点３三振

９日　ロッテ戦　　２回１安打０失点５三振

１２日広島戦　　　１回１安打０失点１三振（１セーブ目）

１８日ＤｅＮＡ戦　１回０安打０失点２三振

２０日ＤｅＮＡ戦　１回１安打０失点２三振（２セーブ目）