「オープン戦、日本ハム４－１ＤｅＮＡ」（２０日、札幌ドーム）

　守護神返り咲きへ、順調な仕上がりを見せた。ＤｅＮＡ・山崎康晃投手（２９）が八回を１回無失点。オープン戦全６試合無失点と安定感は抜群だ。「いいパフォーマンスができている」と納得の表情を見せた。

　自信の証しは直球だ。１死から代打・渡辺にこの日の最速１５２キロを中前に運ばれたが、「投げたい球が投げられている」。後続も直球中心で危なげなく抑えた。

　三浦監督はうれしい悩みが深まった。同じく守護神候補の三嶋もオープン戦の全６試合無失点。「悩みます。だから決めていない」と熟考する方針だ。

　山崎は今オフに原点である外角低め直球を磨き、キャンプは一番重かった時より体重を７、８キロも落として臨んだ。「今までと違った投球ができている」。復活へ確かな手応えを感じている。