急きょ出場の近江が13回タイブレークの激闘制す 山田が165球で2失点完投

 延長13回タイブレークの無死一、二塁、レフトへ勝ち越しの適時打を放ち、ベンチに向けてガッツポーズの近江・山田(撮影・伊藤笙子)
 9回、同点となる適時打を放った大橋(撮影・神子素慎一)
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 「選抜高校野球・1回戦、近江6-2長崎日大」(20日、甲子園球場)

 急きょ出場の近江(滋賀)が延長十三回タイブレークの激闘を制した。チームは4年ぶりの春1勝で2回戦に駒を進めた。

 試合は延長十二回で決着が付かず、今大会初のタイブレークに突入した。無死一、二塁から始まった攻撃で、近江の4番・山田陽翔投手が初球攻撃。バント策も考えられる中で、三遊間を破る強攻策で1点を奪った。

 さらに、続く石浦暖大内野手は意表を突くセーフティーバントを試みる。これを捕球した川副良太投手が一塁に悪送球。失策を誘って1点を追加すると、相手バッテリーの連続したミスもあって、リードを4点に広げた。

 投げてもエースの山田が、再三のピンチを背負いながら1人で投げ抜いた。2点のリードを奪った十三回も無失点でしのぎ、165球、7安打2失点で完投勝利を飾った。

 長崎日大は六回1死二塁の好機で、4番の河村恵太内野手が初球を狙い、左翼越えに先制の適時二塁打を放った。均衡を破ると、白川輝星内野手も右翼越えに適時二塁打。一気に2点を奪った。

 なかなか得点圏に走者を進められなかった近江だが、土壇場の九回に執念を見せた。岡崎幸聖内野手の適時打で1点をかえすと、なお2死一、二塁から大橋大翔捕手が右前適時打を放ち、同点に追い付いた。

 今大会に出場が決まっていた京都国際が、野球部関係者13人の新型コロナウイルス感染を受けて、出場を辞退すると発表。代わって近畿地区の補欠1位校だった近江が繰り上げ出場することになった。

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