異例の誤審謝罪に大会審判副委員長「正しい」映像でのリプレー検証導入は言及せず

 誤診を認め謝罪、説明する尾崎球審(撮影・神子素慎一)
 4回、一、二塁間で挟まれる広陵・川瀬(撮影・神子素慎一)
 4回、判定を巡り、球審に説明を求める伝令の敦賀気比・越川(撮影・伊藤笙子)
3枚

 「選抜高校野球・1回戦、広陵9-0敦賀気比」(20日、甲子園球場)

 3年ぶりの出場となった広陵が、強打で敦賀気比を圧倒した。試合では、審判員による判定の変更があった。

 試合後、球審・尾崎審判の行為について、大会審判副委員長の窪田哲之氏が説明。「正しいと認識しています」とした上で、「特に一塁走者は審判のジェスチャーによって走塁を止めてしまった。これは審判のミス。混乱をさせてしまって非常に申し訳ない」など説明した。

 当該プレーは四回、広陵の攻撃だった。無死一塁から送りバントが一塁線上に転がり、球審はフェアの判定。だが、二塁塁審がファウルのジェスチャーをしたことから、一塁走者が走るのをやめ、結果的に併殺となった。

 4審判員がグラウンドに集まって協議の末、1死二塁でプレー再開。尾崎審判が場内アナウンスで「大変申し訳ございません。私たちの間違いですので、止めた走者を二塁に進めて、1アウト二塁でプレーを再開します」などと話し、即座に誤審を認める異例の判断で試合が再開した。

 適用した公認野球規則について、窪田氏は項目の8・02(c)であると説明。規則には「審判員が協議して先に下した裁定を変更する場合、審判員は、走者をどこまで進めるかを含め、すべての処置をする権限を有する。この審判員の裁定に、プレーヤー、監督またはコーチは異議を唱えることはできない」(一部抜粋)とある。

 グラウンドで審判が謝罪する異例の形となったが、窪田氏は「ミスはあってはならんことですが、事後の対応としてはよかったと思います」とした上で、「過去にも夏の選手権大会で、状況説明の中でも謝罪を入れたことがある。異例のことかもしれないが、素直にあの言葉が出るということは何も問題ないと思います」と、即座に対応した審判員の判断を評価した。

 また、映像でのリプレー検証導入など、今後の方向性について同氏は「私は審判の立場。運営の方とか、関係者の方がたくさんいる。それについては、なんとも申し上げられない」と話すにとどめた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス