巨人・ドラ3赤星 3回0封!開幕ローテ前進 桑田コーチ直伝カーブに手応えあり

 「オープン戦、巨人1-1DeNA」(27日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 巨人ドラフト3位・赤星(日大)が開幕ローテ入りへ前進だ。プロ入り後初めて先発マウンドに上がり、3回無失点と好投。「開幕1軍に向けて、しっかり持ち味を出す」との言葉には自然と力がこもった。

 マウンドでは新たな発見もあった。桑田投手チーフコーチからカーブの投げ方を伝授され、練習で試してきた右腕。まだまだ未完成ながら、縦に落ちる軌道となった一球で、二回には牧から空振り三振を奪ってみせた。

 初回も一塁走者を挟殺プレーに誘い出すなど、落ち着いたマウンドさばきが光った赤星。キャンプ中での実戦では計4回を4失点と結果を出せていなかったが、原監督は「経験を積むことによって、視野は広がってきている」と変わり身を示したことで合格点を与えた。

 桑田投手コーチは先発志望の右腕に「カーブがないと長いイニングを投げられない」とさらなる進化を求める。伝家の宝刀を完璧なものとすれば、さらに違った姿を見ることができそうだ。

 ◆赤星 優志(あかほし・ゆうじ)1999年7月2日生まれ、22歳。東京都出身。175センチ、78キロ。右投げ右打ち。投手。背番号31。日大鶴ケ丘で甲子園出場はなく、3年夏は西東京大会4回戦敗退。日大では1年秋からベンチ入り。2021年度ドラフト3位で巨人入団。150キロ超の直球と変化球を駆使して凡打の山を築く。

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