新庄監督 代走告げるのに「盗塁、五十幡くん」その走力は「ピノ、マジ、ピノ」

 6回、新庄ビッグボスの期待に応え二盗を決める五十幡(撮影・金田祐二)
 6回、代走・五十幡を送り盗塁をファンにアピールする新庄ビッグボス(撮影・金田祐二)
 8回、三好の打球を好捕する五十幡(撮影・金田祐二)
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 「練習試合、中日7-4日本ハム」(16日、Agreスタジアム北谷)

 六回表、無死一塁の場面だった。日本ハム監督の新庄剛志ビッグボス(50)が軽快にベンチを出た。代走を告げるはずが、「盗塁・五十幡くん」。少し大きめの声で審判に告げて、声が聞こえたスタンドの一部から笑いが生じた。

 予告通り?五十幡は左腕・上田のクイックをかいくぐって二盗に成功。さらに完璧にモーションを盗んで三盗も決めた。「ホームまできてほしかったんだけどね。ちょっとそのチャンスはなかったけどね」と04年にオールスターでホームスチールを決めたシーンを思い起こしたビッグボス。「『盗塁、五十幡くん』と告げても、セーフになるんだから」とニンマリ。「あす書いといてね、新聞に。『盗塁、五十幡』って。ちょっと声が通らなかったから」と要求した。

 「二盗、三盗、犠牲フライ。二盗、三盗、内野ゴロ。1点。アウトになる気、しないよね」と五十幡の足による得点パターンを思い描く。「あの左のクイックで…ピノ、ピノ。マジ、ピノ。足の運びが違うもんね」。「プロ野球ファミリースタジアム(ファミスタ)」の架空チーム「ナムコスターズ」に所属する超俊足キャラにたとえてその走力を称賛していた。

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