日本ハム 新庄監督「球筋が違う」藤川球児氏が吉田輝星に“火の玉ストレート”伝授

日本ハム・吉田輝星の投球を見ながら言葉を交わす藤川球児氏と新庄剛志ビッグボス(撮影・高石航平)
 日本ハム・吉田にアドバイスする藤川球児氏(撮影・高石航平)
吉田輝星(左)にアドバイスする藤川球児氏(撮影・高石航平)
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 「日本ハム2軍キャンプ」(10日、国頭)

 新庄剛志ビッグボス(50)は視察に訪れた阪神SAの藤川球児氏(41)に対し、“火の玉ストレート”伝授を依頼。吉田輝星投手(21)、姫野優也投手(24)、石川直也投手(25)らが“球児教室”に参加し、中でも吉田は球場内の部屋で約1時間指導を受け、ブルペンで成果を見せた。

 「少しだけでいいから球児君の脳みそを教えてくれない?」。ビッグボスの要望に2つ返事で了承した藤川氏は、まずブルペンで投球する姫野へ。続いて助言を求めた吉田、古川にアドバイスを送った。

 「ストレートってどういう意識で投げられていますか?」。吉田は藤川氏に問いかけた。いきなり始まった藤川教室。ネット裏の個室で、何度もシャドーピッチングをしながら約1時間に及んだ。そして予定になかったブルペンで確認作業。チェックしたビッグボスが「前回見た球筋と全く違った」と言うほどだった。

 吉田は「真っすぐを一番自分の代名詞というか持ち味にしたいと思っているんですが、真っすぐといえばどの選手も、藤川球児さんの名前が出る。話を聞いてすごかった」と振り返る。レッスンに備えて藤川氏の投球する動画を何度もチェック。待ち望んだ対面だった。

 具体的には明かさなかったものの、アドバイスされたことは「リリースの時に100%の力で。バッターに急に来たように見せる」というもの。「ストレートに対する考え方が甘いなと。1軍で活躍できるボールが投げられるように頑張ります」と誓う。

 18年の甲子園準優勝、ドラフト1位で入団し、3年間で1勝。期待の右腕は“火の玉ストレート”取得で大きな飛躍を遂げる思いだ。

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