「ヤクルト春季キャンプ」（３日、浦添）

　ヤクルトの高津臣吾監督（５３）が２日遅れで沖縄・浦添の１軍キャンプに合流。新型コロナウイルスの陽性判定を受けていた村上宗隆内野手（２２）について、５日から宮崎・西都の２軍キャンプに合流する予定を明かした。

　主砲の順調な回復ぶりを受けながらも、指揮官は焦らせない方針を選んだ。「やる気満々で『体調も戻りました』と報告はもらいました」としたが、「西都です。１軍合流は今のところ考えてないです」と続けた。

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、１、２軍の入れ替えは行わないのが基本線。２日に２軍に合流した高橋も含めて、高津監督は「２人とも『沖縄に行きたい』と言ってたけど、『ダメ』って言いました」とやりとりを明かした。

　キャンプは開幕を見据えた準備期間で無理は禁物。だが、「昨年のままでは勝てない。成長、進化していかなければいけない部分はたくさんある」とも続けた。まずは２軍で状態を上げることを優先する。