日本ハム・新庄Bボス、新庄流着こなし要求 新ユニは北海道の空、海、雪をイメージ

 日本ハム監督の新庄剛志ビッグボス(49)が21日、札幌市内で新ユニホーム、新ロゴ、新スローガン発表会見に出席。背番号「1」を初披露した。北海道の空と海をイメージする青に、雪をイメージした白を基調としたデザインで、自らは現役時代と同じ体にフィットするタイプのものを着用。「ダボダボ系」がはやる昨今のユニホーム事情だが、「変えてくれたらうれしい」と選手にスリムな着こなしを求めた。

 岩のように突き出た大胸筋、ふっくらした上腕二頭筋、引き締まった腹筋。鍛え上げた体はユニホーム越しにも分かる。シンプルなデザインに、ひときわ目立つ赤のリストバンド。くるりと回って背中には「1」。新庄ビッグボスが、新ユニホーム姿を披露した。

 こだわりの着こなしだ。袖回りや脇腹部分など、「6回作り直した」。採寸し直しは本当は4回だったが少し盛って言う。その上で最近のユニホーム事情に一石を投じた。

 「ダボダボっとした着こなしが多くないですか?せっかく裸にしたらいい体をしているのに。そのラインを崩している」とし、「ウチのチームはスリムな感じでやりたい」と選手にも“スリム化”を求めた。

 この日は新スローガン「ファンは宝物」も発表した。球団から「20から30個」の候補が届いたが「全部違ったんです。僕の一言で“ファンは宝物”に」とにんまり。「僕の野球人生は球場に来てもらえるファンにどう思ってもらうか、どう感動させるかだったので」と意味を明かした。

 赤のリストバンドにも選手へのメッセージがある。「赤いヤツ誰やねんって思わせるところから始めて、結果を出せば僕のカラーになる」と現役時代を語り「黄色とか青、緑とか、いろんな色をつける選手がいていい。僕を見てくれという選手の性格だと思う」。選手にも自らのカラーを持つことを求めた。

 「新しいユニホームになって、監督がメインで出るチームってダメじゃないですか?」と本音もちらり。「本当は(キャンプ最終日の)2月28日に見せたかった…」。言葉の裏にチームの顔的存在の誕生を期待していた。

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