早大・蛭間 佐藤輝超え照準 郷ひろみも刺激に「自分も長く活躍したい」

 東京六大学野球の早大は5日、今年最初の練習を行い、今秋ドラフト上位候補の蛭間拓哉外野手(3年・浦和学院)は「けがなくドラフト1位で行きたい。順位は結果次第。やるべきことをやってプロにいけたらいい」とあらためて誓った。

 フリー打撃などでたっぷり5時間、体を動かした主砲の今春リーグ戦目標は打率4割、5本塁打。ここまで大学通算10本塁打で「佐藤輝明さん(阪神)を超えたい」と近大時代の佐藤輝の14本超えにも照準を合わせた。

 優勝が懸かった昨秋の慶大戦は勝負どころで三振した。その悔しさを胸に「勝負どころで結果を出さないと意味がない」と強調。大みそかの紅白歌合戦のトップバッターの郷ひろみからも刺激を受け「60歳を過ぎて、あれだけ活躍できるのはすごい。自分も長く活躍できるようにしたい」とも話した。

 小宮山悟監督(56)が「けがさえなければドラフト1位」と太鼓判を押すスラッガーが期待に応えれば、2020年秋以来の優勝に大きく近づく。

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