DeNA・山崎 守護神奪回へ三嶋と自主トレの意図「仲良しクラブではない」

 ライバルたちには負けない。DeNA・山崎康晃投手(29)が30日、来季の守護神返り咲きを誓った。通算170セーブを誇る右腕が狙う場所は、試合を締めくくるマウンドだ。

 ライバルたちが待つ厚木に山崎は向かう。オフの自主トレは今季守護神を務めた三嶋、抑えの座を虎視眈々(たんたん)と狙う伊勢らと行う。「決して仲良しクラブではない。みんな負けたくない気持ちを持っていると思うので、気持ちを再認識できればと思うと、今から本当に楽しみ」と高揚感に胸を膨らませた。

 秘めた思いは言葉になった。秋季トレーニング中には新加入の斎藤チーフ投手コーチに「もう一花、ふた花咲かせたいです」と強い気持ちを伝え、「頑張っていこうよ」とサポートを約束してもらった。

 直近2年で3勝5敗7セーブ。山崎にとって悔しい気持ちが大きいのは間違いない。通算200セーブまで残り30だが「まずスタート地点に立たないと。競争に勝つことが一番」だと闘志をたぎらせた。

 思いはただ一つ。九回に“康晃ジャンプ”に包まれてマウンドに向かい、歓喜のハイタッチを交わし続けることだ。

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