ミスタードラゴンズが監督に、同姓トレード成立 デイリーが選ぶ中日10大ニュース

 デイリースポーツが選ぶ中日の10大ニュース。今季は5位に沈み、与田監督が就任3年目で退任となるなど、球団として大きく動いた2021年を振り返る。

 【1】立浪新監督誕生

 ミスタードラゴンズが帰ってきた。与田監督に代わり、引退から12年の時を経て、立浪新監督がチーム再建を託された。首脳陣も大幅に変わり、1軍では新たに落合英二ヘッド兼投手コーチ、中村紀洋打撃コーチ、西山秀二バッテリーコーチらが就任。PL学園時代からの盟友でもある、片岡篤史2軍監督が若手育成を任された。

 【2】又吉が国内FA権を行使してソフトバンクに移籍

 又吉は今オフ、他球団移籍を視野にFA権を行使した唯一の選手となった。中日入団前には四国ILp香川でプレー。独立リーグ出身選手初のFA宣言となり、ソフトバンク移籍が決定した。

 【3】球界最年長の福留がNPB通算2000試合出場

 14年ぶりの古巣復帰となった福留は、今季91試合に出場。10月10日のDeNA戦に代打で出場し、プロ野球54人目となる2000試合出場を達成し「使っていただいた積み重ね」と振り返った。オフには300万増の年俸3300万円プラス出来高払いの1年契約で合意した。

 【4】柳が初タイトル

 柳が2完封を含む11勝6敗で防御率2・20、168奪三振を記録し、自身初めてのタイトルとなる最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた。さらにベストナインとゴールデングラブ賞も獲得。年俸も5900万増の1億円プラス出来高払いでサインと、充実の一年となった。

 【5】加藤同士の同姓トレード成立

 6月15日に、中日・加藤匠馬捕手と、ロッテ・加藤翔平外野手のトレードが成立した。ロッテ加入後の加藤匠は、優勝争いの中でスタメン起用される試合もあり、プロ初アーチを含む2本塁打も記録。中日加入後の加藤翔は、トレードから3日後の6月18日のヤクルト戦でスタメン出場すると、初打席初球本塁打を記録。ロッテ時代の2013年には新人野手史上初となる初打席初球本塁打を達成しており、またも衝撃デビューを飾った。

 【6】根尾が満塁弾でプロ初アーチを記録

 3年目の根尾が、うれしいプロ初アーチを記録した。5月4日のDeNA戦。三回1死満塁で大貫から右中間席に運んだ。プロ1号が満塁弾だったのは、球団日本選手では杉下茂以来71年ぶり2人目の快挙。来季は外野一本で起用される。

 【7】ドラフト1位はブライト単独指名

 強打の野手が補強ポイントだった中、上武大・ブライト健太外野手の単独1位指名に成功した。ガーナ人の父と日本人の母を持つこともあり、ブライトは指名直後「ハーフの子にも夢を与える選手になりたい」と話した。

 【8】中日一筋の山井が引退

 中日一筋20年で、通算62勝を挙げた山井が今季限りで現役を引退した。2007年の日本シリーズ第5戦で、八回まで一人の走者も許さない好投で注目され、13年には無安打無得点試合も達成。現役最後の登板となった10月13日、ヤクルト戦(バンテリン)では、一回に先発のマウンドに上がり、塩見をスライダーで空振り三振。涙ぐみながら降板した。

 【9】福が殺害予告受けた

 福が11月16日の契約更改後の記者会見で、会員制交流サイト(SNS)で中傷されていたことを明らかにした。「おびただしい数の殺害予告がある。家族の身に危険を感じるような文言を直接的に送ってくる方もいる」と訴えた。試合で打たれた後などに多く届くといい、その時点では法的措置をとる予定はなかったが、その後30日に、愛知県警に提出した被害届が21日付で受理されたことを明らかにした。

 【10】木下雄介投手死去

 木下雄介投手が8月3日に亡くなった。27歳だった。死因は未公表。7月6日にナゴヤ球場のトレーニング室で突然意識を失ったという。心肺停止状態だったため、トレーナーが自動体外式除細動器(AED)で処置し、救急車で病院に搬送された。治療を続けたが意識は戻らず3日に亡くなり、家族の意向もあって3日後の6日に、球団が公表した。木下雄投手は育成出身の右腕で、今季は中継ぎとして期待されていたが、3月の日本ハムとのオープン戦に登板中に右肩を脱臼し、そのまま降板。復活を目指してリハビリに励む最中の悲劇だった。

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