来秋ドラフト候補の京都国際・森下「プロにいくためにここを選んだ」

 来秋ドラフト候補の京都国際・森下瑠大投手(2年)が25日、京都市の同校グラウンドで練習を行い、高卒プロ入りに向けて意気込みを語った。

 「プロに行くためにここを選びました」

 入学後は同校初となる春のセンバツ、夏の甲子園出場に導き、今夏はエースとしてチームを全国4強までけん引。「最初は緊張する場所だったけど、普通に入れるようになりました」と聖地の感触にも慣れてきた。

 入学前から高卒プロ入りを目指す最速143キロ左腕。今冬は直球に磨きをかけることをテーマに過ごす。「平均球速を上げていきたい」と目指す数字は140キロを常時越える直球。間食におにぎりをほおばる“食トレ”や下半身、体幹トレーニングに力を入れながら、「真っすぐの質を上げるため」と直球のみをブルペンで投げ込むなどし、理想を追い求めている。

 「同じ左投手として尊敬している」と憧れのプロ野球選手は現楽天・松井裕樹投手。松井と同様にスライダーを武器とする森下は「投げてみようと思ったら投げられる」と変化球の習得を苦にしない器用さを持つ。それでも、「ピッチャーの評価で球速は大事なので。速球派になりたい」。夢をかなえるためにも、直球へのこだわりは尽きない。

 今秋のドラフトでは、1つ上の先輩である中川勇斗捕手(17)が阪神7位でプロ入りを果たした。「プロに行くような人とバッテリーを組めていた」と刺激を受け、「もう1回バッテリーを組みたいです」と夢の舞台での再会も目指していく。

 チームは今秋近畿大会で8強。来春センバツ出場に望みをつないでいる。「春までに上がっていかなければいけない」と森下。夢をつかむためにも、全力で一冬を駆け抜ける。

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