オリックス・山本 初MVP 投手タイトルも総ナメ 目指すはマー君!無敗の絶対エースへ

 「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)はセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(23)がともに初受賞した。

 最高の1年を締めるにふさわしい、最高のタイトルを最後に手にした。初の最優秀選手に輝いたオリックス・山本由伸投手。「パ・リーグで1人しか受賞できない。本当にうれしい。充実したシーズンだった」と喜びと、激闘の中で輝きを放った充実感を示した。

 今季序盤は不調も、5月28日から自身15連勝。18勝5敗、防御率1・39、206奪三振という驚異の数字でチームの25年ぶりリーグ優勝に貢献。「シーズンが始まったころは成績も負け越していたが、そこから立て直せた。いいシーズンだった」と振り返った。

 最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村賞など投手タイトルを総ナメ。東京五輪で金メダルも獲得し、投手として高みに上り詰めた感もある1年。だが山本は「(理想の)半分ちょっと上ぐらい」と決して満足はしていない。

 目指すは無敗の投手。山本は「(理想は)五輪でも一緒にプレーした田中将大さん。とても尊敬している」と、13年に24勝無敗という記録を残した楽天・田中将の名を挙げた。

 自身も15連勝を止めずにシーズンを終えたが「僕の連勝記録と比べるとまだまだ(差が)ある」と話す。「負けないというのは難しいこと。そこを目指してやっていきたい」。無敗の“絶対エース”を目指し、来季もさらなる進化を求めていく。

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