ヤクルト・村上がMVP 史上最年少&ゴジラに並ぶ高卒4年目 さらなる伝説へ「まだまだ進化」

 「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)はセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(23)がともに初受賞した。村上は1996年に22歳で選出された松井秀喜(巨人)を上回り、セ最年少受賞となった。

 日本一の4番になったヤクルト・村上が、晴れやかな表情で笑った。史上最年少で選ばれたMVPに、少しだけ胸を張る。何度も繰り返した「光栄」と「最高のシーズン」の言葉。仲間がいたから強くなれた。

 高卒4年目。すさまじいスピードで、球界を代表する打者へと成長した。有効投票総数306のうち1位票が287と圧倒的な支持を集めた。21歳でのMVPは史上6人目。野手では1リーグ時代の1941年・川上哲治(巨人)、94年・イチロー(オリックス)に並ぶ快挙だった。

 それでも目指す先は、もっと高いところにあった。「打てるものなら10割打ちたいし、毎打席ホームランを打ちたい。究極は何でもできる打者かなと思います」。栄冠を今後の糧にする。

 挑戦状をたたきつけた。来季雪辱を果たす相手に指名したのは、巨人の4番・岡本和。「リベンジしたい」と意気込んだのは、あと1差で届かなかった打点王だった。今季はトップタイとなる39本塁打を放ち、打撃主要3部門で初タイトルとなる本塁打王を獲得。それでもあとわずかで逃した2冠に、「何とかそこに食らいついていきたい」と貪欲な思いを明かした。

 9月には史上最年少の21歳7カ月で通算100本塁打を放って“清原超え”。MVPでは“松井超え”を果たした。「まだまだ進化するところばかりですし、もっとできると自分のことを信じているので。高みを目指して頑張りたい」。さらなる伝説へ。村上がまたバットを強く握る。

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