オリックス・若月は現状維持に「納得でした」由伸との黄金バッテリーに「やりがい」

 現状維持で契約更改交渉を終え、会見する若月(撮影・北村雅宏)
 現状維持で契約更改交渉を終え、会見する若月(撮影・北村雅宏)
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 オリックス・若月健矢捕手(26)が9日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の3800万円で更改した(金額は推定)。「納得でした」と頬を緩めた。

 今季は68試合に出場し、CS、日本シリーズでは5試合でスタメンマスクをかぶった。初めて経験したポストシーズンを「1点の重みというか、そういうものを再認識させられた」と振り返った。

 絶対エースの女房役としても活躍した。沢村賞に輝いた山本由伸投手(23)と11試合でバッテリーを組み、10勝0敗。山本の球団新記録となる15連勝に貢献し、パリーグの最優秀バッテリーを受賞した。「勝って当たり前と思われるプレッシャーがあったけど、やりがいはすごくあった」と若月。「試合前、試合中のコミュニケーションをしっかり取れたことがいい結果につながった」と会話で信頼関係を築き、黄金バッテリーを形成した。

 前半戦は出番も少なく悔しさを味わった。「打撃も守備もまだまだ。まだ若いのでバリバリ追い込んでやっていきたい」。正捕手の座をつかみとり、果たせなかった日本一を目指す。

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