楽天・石井監督 ユーティリティー性重視 「選手にとっても有利」
楽天の石井一久監督(48)が5日、選手にユーティリティー性の向上を求めた。複数ポジションを守れることで「試合に出るチャンスも増える」と語り、生き残るための道も模索するよう促した。
内野を中心にレギュラー争いは熾烈(しれつ)。そんな中、指揮官は一塁と三塁を高水準で守れる鈴木大の名前を出し「何かあったときに複数ポジションを守れるのはチームとしても助かるし、選手にとっても有利」と持論を展開した。
10月のフェニックス・リーグで中堅を守った遊撃手・小深田や、若手の黒川、渡辺佳らユーティリティー性を高めようとしている選手は多い。1軍定着、レギュラー奪取への鍵は、複数ポジションを守れる“利便性”なのかもしれない。