大阪桐蔭が7回コールドで決勝進出 6回に一挙7得点の猛攻 広陵と激突へ

 6回、同点に追いつき、打席に向かう星子にアドバイスを送る大阪桐蔭・西谷監督(撮影・伊藤笙子)
 6回、星子天真の2点適時二塁打で生還した河田(15)を出迎える大阪桐蔭ナイン(撮影・伊藤笙子)
 力投する先発の大阪桐蔭・前田(撮影・伊藤笙子)
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 「明治神宮大会・高校の部準決勝、大阪桐蔭9-2九州国際大付」(23日、神宮球場)

 大阪桐蔭が六回に一挙7得点を挙げるなどして劣勢をひっくり返し、2試合連続7回コールド勝ちで決勝進出を決めた。決勝は広陵と対戦する。

 二回、先発を託された1年生左腕・前田悠伍投手が同じく1年の注目スラッガー・佐倉侠史朗内野手に先制ソロを被弾。さらに、三回にも先頭打者に本塁打を許すなど序盤は苦しい展開となった。

 打線も九州国際大付・野田の前に5回まで1得点に抑えられていたが、ようやく六回から爆発。2死一、三塁から、6番・河田の右前適時打で同点に追いつくと、なおも一、二塁で、主将・星子が右中間を破る2点適時二塁打で勝ち越し。さらに鈴木が適時二塁打、前田が適時三塁打、伊藤が左越え2ランを放って、この回一挙7得点を奪った。

 前田も打線の援護に応え、四回以降は1安打無得点。「威圧感、雰囲気があったが、同じ1年生として負けてられないと思った」と先制ソロを浴びた佐倉を2打席連続で三振に斬った。七回には味方の失策などが絡んで無死満塁のピンチを背負ったが、空振り三振と遊ゴロ併殺で無失点に切り抜けた。

 西谷浩一監督は「大阪大会、近畿大会と前田が打たれてなかったので、前田が打たれたときにチームがどう機能するのかと思っていた。前田もしっかりゲームを作ってくれた。今日打たれたことはいい経験になると思う」と投打で手応えをつかんだ様子。2戦連続コールド勝ちの勢いのままに、悲願の神宮初優勝まで駆け上がる。

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