4強の大阪桐蔭・西谷監督 1年生・前田が「頼もしく見えた」救援6回で10K

 「明治神宮大会・高校の部準々決勝、大阪桐蔭8-4敦賀気比」(21日、神宮球場)

 高校の部は、大阪桐蔭と広陵が4強進出を決めた。大阪桐蔭は四回から登板した最速145キロの1年生左腕・前田悠伍投手が6回を2安打無失点、10奪三振の好投でチームを救った。広陵は接戦を制して、06年以来の神宮大会勝利。大学の部は、年間4冠がかかる慶大と、国学院大がそれぞれ準々決勝に駒を進めた。

 前田が高校では初の全国舞台で圧巻の投球を披露した。

 「いつでもいける準備はしていたので、いつも通り伸び伸び投げられました」

 出番は1点ビハインドの四回からだった。先発した2年生・川原が三回に崩れ、逆転された直後の救援。それでも「気負いは全然なかった」と五回にはクリーンアップを3者三振に斬るなど6回で驚異の10奪三振。時折笑顔を見せながら二塁すら踏ませなかった。西谷浩一監督(52)は「神宮の硬いマウンドに1球目から順応していた。頼もしく見ていた」と手放しで称えた。

 大会初日には、花巻東の怪物スラッガー・佐々木麟太郎が高校通算48号を放ち話題に。決勝までいけば“スーパー1年生対決”が実現する可能性もあるが、「同じ1年生として負けてられない」と闘志をあらわにした。

 意外にも、神宮ではまだ頂点に立ったことがない大阪桐蔭。悲願の初優勝は、1年生の左腕に懸かっているかもしれない。

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