ロッテ 石川力投も報われず「ちょっと力みすぎた」初回1失点に泣く

 5回、吉田正に四球を与え、マウンドに集まる石川(中央)らロッテナイン(撮影・高部洋祐)
 1回、T-岡田に先制打を打たれ、厳しい表情を見せる石川(左)=撮影・高部洋祐
 2回、空振り三振に倒れる山口(撮影・高部洋祐)
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 「パCSファイナルS・第1戦、オリックス1-0ロッテ」(10日、京セラドーム大阪)

 ロッテの先発・石川歩投手が7回5安打1失点、93球の快投を見せ、相手先発・山本との投手戦を演出したものの、打線の援護がなく、敗戦投手になった。

 初回に2死一、二塁からT-岡田に右前への先制適時打を浴びるも、許した失点はこれだけだった。右腕は「調子はあまり良くはなかったんですけど、最初ちょっと力み過ぎましたね」と悔やみながらも、「そのあとはなんとか粘れたかなと思います」とコメント。以降は打たせて取る投球でオリックス打線を手玉に取った。

 五回には2死走者なしから連打と四球で満塁のピンチを招くも、4番・杉本を初球のシンカーで三ゴロに仕留め、グラブを強くたたいて喜びをかみしめた。六回にもラベロに二塁打を浴びて、1死二塁のピンチを背負うも、遊撃手・エチェバリアのスーパープレーなどもあり、無失点で切り抜けた。

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