オリックス・山本由伸4期連続月間MVP V争いに「1試合の重み感じて野球ができた」

 セ、パ両リーグは9日、10月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、パの投手部門ではオリックスの山本由伸投手が6月と7、8月、9月に続く4期連続で通算5度目の受賞となった。

 4期連続の受賞は2013年5-9月の楽天・田中将大の5カ月連続以来となった。

 「うれしいです。シーズン完走するのが目標だった。最後の1カ月までいい状態で野球ができたことにうれしさを感じます」

 山本は10月4試合で3勝0敗、防御率0・84の好成績を挙げた。

 「1勝1勝全員で勝ち取っての勝利。喜びを感じています。シーズン終盤の優勝争いは僕自身、初めてだった。1試合の重みを感じて野球をできた。いい経験になった」

 特に印象に残っているのはチームの今季最終戦でもあった10月25日・楽天戦だと話す。

 「最後の1試合は大切な1勝になる試合だった。すごく印象に残っている。心からうれしいという感じでした。勝った喜びがすごく大きかった。ボールがどうこうよりあの試合を勝てたことがうれしかったですね」

 エースとして開幕戦から最終戦まで投げ抜いたシーズン。

 「支えられてやっとなんとかできた。チームメート、裏方さんも含めて全員に感謝しています」

 10日からはクライマックスシリーズファイナルステージが始まる。

 「とにかく全力で楽しむことを忘れず勝利に向かって思いっきり投げたい。日本一を取るつもりでやろうと思っています」

 力強く宣言していた。

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