張本勲氏 両リーグ優勝要因分析 ヤクルトは「太い打線」オリックスは「監督の手腕」
野球評論家の張本勲氏が31日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。中日の監督に就任した立浪和義氏がリモートで出演した。ヤクルト、オリックスの最下位からのリーグ優勝に「まず、あっぱれをあげたい」と第一声を挙げた。
ヤクルト優勝シーンについては「打線がいいですよね。太い打線ですから」と要因を挙げた。
3割打者不在、打率ベスト10入り不在、それでもリーグ1位の得点を挙げていることに「いい時に打っている。山田なんか打率は良くないけど、いい時に打っている。足もあってかき回しますからね」と評価。「打線も太い線。巨人は細い線で、4番の岡本がちょっと太いだけ。(ヤクルトは)抑えのピッチャーも素晴らしい」と絶賛した。
続けてオリックスの優勝には「力で勝ちましたね。ピッチャーは山本、宮城、バッターは吉田、杉本。力で勝った優勝ではないでしょうか。宮内オーナーもお喜びになっていると思います」と話した。
25年間優勝から遠ざかっていた理由を問われると「戦力的にまあまあだったんですが、山本が日本一のピッチャーになりましたから。宮城も新人王の権利もっている。杉本がホームラン王。これも監督を褒めるべきではないでしょうか?一時ダメだったんですけどね。荒くて。使い続けた。これが勝利の原因だと思います」と中嶋監督の手腕も優勝の要因に挙げていた。