「ロッテ７－１５ソフトバンク」（２５日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　マリーンズがいよいよ崖っぷちに追い込まれた。今季ワーストタイの１５失点で大敗し、２位へ後退。優勝マジックは「３」のまま。この日オリックスが勝利したため、残り３試合、一つも落とせない状況となった。

　井口監督は「（ソフトバンク戦も）負けられないつもりでやってきましたけど、いよいよというところなので、なんとか全員でね。残り３試合頑張りたい」と力を込め、出直しを誓った。

　負けられない一戦。経験豊富なベテラン・美馬に重要なゲームを託したが、期待は裏切られた。初回を三者凡退に抑えるも、二回に一変。１死から遊撃・エチェバリアの悪送球から崩れた。６安打を浴び、イニング途中での７失点ＫＯに「すいません。コメントできることは何もありません」と美馬。井口監督は「あそこの回で決まってしまった。見ての通りです」と振り返った。

　リーグＶへの条件は２勝１分け以上。それでも指揮官は八回、レアードの２９号２ランなど終盤に４点を奪った打線が上向いてきていると強調。「こういう展開でも打線はしっかりやってくれた。あと３試合やってきたことを出せるように」。最後まで諦めない。３０日の今季最終戦で、悲願のリーグＶをつかむ。