履正社の岡田監督に幕 センバツ絶望的1回戦負け 「色んな思い」4月から母校へ

 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、京都国際3-0履正社」(23日、皇子山球場)

 履正社が京都国際に敗れて来春のセンバツ出場が絶望的となった。来年3月末で退任し、同4月から母校・東洋大姫路の新監督に招へいされる岡田龍生監督(60)にとって、同校で最後の公式戦となる可能性が高まった。

 中盤までは競っていたが、プロ注目左腕・森下の前に自慢の強力打線が機能せず。7安打完封負けに、「完全に術中にハマってしまった」と脱帽した。

 岡田監督は1987年から指揮を執り、山田哲人(ヤクルト)ら多くのプロ野球選手を育成。2019年夏は井上広大(阪神)らを擁し、春夏通じて初めて甲子園で優勝した。

 「35年ほどですか。何も無いところからスタートしたので、もちろん色んな思いはある」と感慨深げに振り返った。「子供らには次の夏に向けて力をつけてほしい」と期待を口にしつつ、履正社での監督生活に一区切りをつけた。

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