巨人の亀井善行外野手(39)が21日、東京都内のホテルで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。故障にも悩まされたプロ17年間を振り返り「正直、未練はないというか、ほっとしている。よく何度も何度もはい上がってきたと、自分を褒めてあげたい」と感慨深げに話した。23日の東京ドームでのヤクルト戦で引退セレモニーが行われる予定。
昨年、痛めた左脚内転筋が完治せず、今年5月には引退を決めていたという。原監督から花束を渡されて抱擁されると、顔を真っ赤にして涙ぐんだ。現役生活はあとわずか。「体は壊れてもいいので思い切りバットを振りたい」と表情を引き締めた。