ヤクルト1位指名の法大・山下輝が9回0封「マウンドに上がったらスイッチ入った」

 「東京六大学野球、法大0-0慶大」(20日、神宮球場)

 ヤクルトから1位指名を受けた法大・山下輝投手(4年・木更津総合)が、9回3安打無失点と貫禄を見せつけた。試合前のブルペンでは感覚がよくなかったという最速152キロ左腕だが、「マウンドに上がったらスイッチが入った」と一変。「思い通りに投げられました」と強打の慶大を圧倒した。

 この日最速149キロの直球にツーシームなどを効果的に散りばめた。今春に本塁打を浴びたソフトバンク2位指名の慶大・正木に対しては「意識しました」と2奪三振。3打数無安打に封じ、リベンジに成功した。

 打線の援護がなく勝ち星は挙げられなかったが、「投げ抜かないといけない責任は感じている」と続投を志願して最後までマウンドを守った。

 新型コロナウイルスの部内クラスターによる調整遅れの中、今秋最長の9回を108球。視察したヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「安定感がある。そんなに大崩れしない」と、即戦力の期待が懸かる左腕をたたえた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス