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松坂大輔引退会見「投げるのが怖くなった」「もう投げるのは無理」苦しんだ右腕のしびれ

 西武の松坂大輔投手が19日、埼玉県所沢市内で引退会見を行った。時折目を潤ませ、言葉につまらせながら、思いを語った。松坂は20年7月に右腕のしびれを訴え、脊椎内視鏡頚椎手術を受けて、シーズン中の登板はなし。今季も右手のしびれの影響から実戦登板のないまま7月7日に現役引退を発表していた。

 「本日はお忙しい中、ありがとうございます。今シーズンをもちまして引退することを、ここにご報告させていただきます。よろしくお願いいたします」そうあいさつして、引退会見はスタートした。

 引退に至った経緯を明かした。

「昨年の初めに右腕のしびれが強く出るようになって、その中でも何とか投げることができたんですけど、コロナ禍の中で緊急事態宣言になり、練習も治療もままならない中で、症状が悪化して、できれば手術は受けたくなかったんですけど、本当にほぼ毎日のように背中、首の痛みや腕のしびれで寝られないという日が続いて、精神的に参ってしまって手術を決断したんですけど、これまで時間をかけてリハビリもしてきましたけど、なかなか症状が回復しなかった」。

 それでも、復帰に向けて調整を続けてきた。

 「もうそろそろ打撃投手をやって、ファームの試合にも投げられそうだなというところまで来たんですけど、その話をした矢先にブルペンの投球練習の中で、何の前触れもなく右打者の頭の方にボールが抜けたので、それもとんでもない抜け方をしたので」

 「そういう時、ピッチャーって抜けてるなと思ったら指先の間隔で引っかけたりするんですけど、それができないぐらいの抜け方。そのたった1球でボールを投げるのが怖くなった。そんな経験がなかったので、自分の中でもショックがすごくあって」

 「松井2軍監督にも相談して、ちょっと時間をくださいと時間をもらった。時間をもらったんですけど右手のしびれは症状が改善しなかったので、もうこれは投げるのは無理だなと。やめなきゃいけないなと」

 右腕のしびれに悩まされ続けた2年間。もう投げるのは無理-。“平成の怪物”が引退の決断に至った。

 ◆松坂 大輔(まつざか・だいすけ)1980年9月13日生まれ、41歳。東京都出身。183センチ、93キロ。右投げ右打ち。投手。背番号18。横浜高時代の98年春夏全国制覇。同年度ドラフト1位で西武入団。99年4月7日・日本ハム戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発初勝利。最優秀防御率2回、最多勝3回、最多奪三振4回、新人王、沢村賞、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞7回。2007年にポスティングシステムでレッドソックス移籍。13年途中からのメッツを経て、15年にソフトバンクで日本球界復帰。06・09年WBC日本代表(いずれもMVP)。

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